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ウエットスーツ職人

2009年01月12日
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 年始のあいさつを兼ねて、年末にオーダーしたウエットスーツを受けとるために、真鶴のユーゴさんの工房を訪れました。以前、ユーゴさんにはじめてスーツを作ってもらったのは10年前。真冬の伊豆でも快適なその10年物は、驚くなかれ今でもじゅうぶん現役です。しかし、そろそろ新しいスーツを作っても良いかな、いや作りたいな、と。他を着たことはあまりないのですが、ユーゴさんが作るウエットスーツはナンバー1、これに勝るものなしと確信しています。そして、私にとってユーゴさんはオンリー1でもあるのです。
 なにから書けば良いのか、書けば長くなりそうなのでなるべく手短にしますが、ユーゴさんは日本のダイビングを黎明期から支えてきた第一人者です。ダイビングを日本にひろめた後藤道夫さん、スピアフィッシングの故鶴耀一郎さんらとともに、ダイビングというスポーツを真鶴から発信してきました。工房を開いたのは30年ほど前ですが、それ以前の、ダイビングがレジャーでない時代からウエットスーツを作っていたと聞きます。海が好きで、ダイビングを熟知しているユーゴさんの存在は、真冬でも海に入りたい私のような変わり者にはありがたいです。

 ユーゴさんの工房は、ちょうど真鶴の港を見下ろす高台にあります。重いガラス戸を開け工房のなかに入ると、2階にある作業場に向かうスチール製の階段があります。私はこのスチール製の階段を、カンカンと音をたてて昇っていくのが好きです。階段を昇りきると音に気づいたのか、振り向いてユーゴさんは決まってこう言います。
「やあ、今日はどこを潜ってきたの?」

 作業場のなかにはウエットスーツの生地のロール、縫製のための工業用ミシンなどが整然とならんでいます。かたや作業台の上には完成したばかりの真新しいスーツから、補修を依頼された破れたスーツまでが、ところ狭しと積まれています。まさか作業場で酒盛りをするわけでもなかろうに、一升瓶やスタンド式の灰皿など、一見すると意味不明なものまで雑然と置かれています(すべてウエットスーツを作るために必要なのだそうです)。

 私は1年に何回、この工房を訪れるのでしょうか。とくに目的はなくても、真鶴で潜った帰りなどに私はつい、ユーゴさんに会いたくてここを訪れてしまいます。なるべく作業のさまたげないようにと注意していますが、ときには邪魔をしているかもしれませんね。あと、この工房の2階から眺める真鶴の景色、真鶴の海はとてもきれいなんですよ。

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