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5月の海

2007年05月26日
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 海辺へ車を走らせていると、海が近づくにつれて強くなる、なんともなつかしいにおい。鼻をつくような、あの潮の香り、磯が焼ける香り、この時期に独特の海の雰囲気です。この香ばしいにおいに包まれるようになると、ああ、また夏がめぐってきたな、と実感するようになります。もうすぐ5月も終わります。初夏ですね。
 このなんともいえない磯の焼ける香りは、この時期をさかいにして一段と強くなります。これは太陽がある角度より高くなってきて、日差しが強くなった証し。この磯の香りは夏が終わる頃まで続きますが、浜辺に海藻が豊富に残るこの時期がもっとも強いようです。またこの香りを感じるためにはじゅうぶん潮が干いていること、かつ大気が穏やかなことが大事。引き潮であらわになった磯に強い日差しが降りそそぐとき、風で大気とともに香りが流されないときがもっとも香りを感じます。

 またこの5月はアオリイカの接岸、そして産卵がはじまる時期でもあります。ここホームグラウンドの真鶴でも、注意ぶかくホンダワラをかきわけ、丹念にカジメをめくっていくと、あのマシュマロのような房状の卵を見つけることができます。今年もついに産んだ張本人に会うことは叶いませんでしたが、例年と変わらずこの時期にアオリイカが真鶴に来てくれたことがうれしいです。しかし、ここ最近の護岸工事などの影響でしょうか、アオリイカが卵を産みつける海藻が少なくなっているようで、見つけられる卵の数は年々減っているのも事実です。

 この時期、冬から生い茂っていた海藻の森もいよいよ終焉をむかえます。ホンダワラなどは触れるだけでぼろぼろと崩れ落ちていき、また波に千切られたものは流れ藻となってそこらじゅうに浮遊しています。冬に卵として産み落とされ、春に孵化した稚魚もすっかり大きくなり、ホンダワラの流れ藻とともに行動範囲を拡げているようです。海水温が20度を超えると魚の動きも活発になってきて、そろそろ冬には見られなかった色鮮やかな魚も現れるようになります。

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