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4月の海

2007年04月28日


 4月に入ると、風の向きが明らかに変わったのを実感することができます。風向きは西。夕方には突風となって上空から吹き下ろすこともしばしばです。西からの風のおかげで、真鶴半島の西側の海は大荒れで常に風波がたっているのに対し、東側の海は見事なくらい穏やかに凪いでいます。海水温も徐々にですが上がってきているようです。海の中は先月からの春にごりが視界を、手足にからまるホンダワラが行く手を遮っています。
 この時期は風向きも冬から夏へと変わっていく途上なのでしょう。冬の北風から夏の南風へ、季節とともに風向きも変わっていくというのは面白いですね。風向きが変わることをよく”風がまわる”と言ったりしますが、風をまるで生きているようにとらえたこの表現はなんともやわらかで暖かみがあり、また無邪気な響きもあります。この時期はまさに”風がまわって”いて、風向きが西を中心に南に傾いたり北に傾いたり、ときに突風となったりと不安定です。海も風の影響をもろに受けて不安定でして、とくに半島の西側は常に風波がたっていて、この波は素潜りをする私にはつらいところです。

 西側の海がまったくダメなのに対して、東側はいたって穏やかであり、連日のように凪いでいます。この時期、凪いだ東側の海にはどこからか波に運ばれてきたクラゲでいっぱいです。このクラゲはカブトクラゲといって刺すことはないので安心です。クラゲは嫌われ者のようですが、よく観察してみると透きとおった身体の中に発光体をもっていたり、その発光体が規則的に動いていたり、なかなかおもしろい存在です。ボラやますます大きくなったメバルも健在で、せっせとホンダワラをつついています。あと、赤や銀色に光るメダカのような稚魚がぐっちゃりと群れています。ダイバーに聞いてみたところ、この稚魚たちはチャガラやキヌバリというハゼの仲間なんだそうです。
 
 また今はイソギンチャクの繁殖(分裂?)の時期でもあるようで、親イソギンチャクのまわりに小さいイソギンチャクがいっぱいです。海水温が上がってきた証なのかも知れません。色彩もイソギンチャク本来のものを取りもどしていて、緑と桃色との対比もはっきりしていて鮮やかです。春にごりのために種類までは分かりませんでしたが、数匹のイカが浅瀬を泳いでいて、そろそろアオリイカの産卵の季節だな、と気づかされました。来月になり、海水温が18度を安定してキープするようになるとアオリイカの接岸、そして産卵が始まることでしょう。

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